老母の介護サービス担当者会議

今日は隣県で一人暮らしをしている認知症の老母の介護サービス担当者会議でした。

介護サービスを受け始めて1年弱、未だに決まり事が良くわかっていないのですが、このサービス担当者会議は、ケアマネさんが中心となって開くことが義務になってるんですね。

母の介護に関わっているケアマネさん、ヘルパーとデイサービスの各事業所の担当者さん、そして母本人と家族(長女の私とたまたま帰国している弟)で1時間にわたり話し合いをしました。

本来は訪問看護の方も出席予定だったのですが、ご事情により欠席で同じ事業所のケアマネさんが代理を兼ねてくれました。

母はなんとか一人暮らしができる程度の認知症で、短期記憶が特にダメで判断力も低下しています。家族である私や妹、弟は離れて暮らしているため、普段の様子をキチンと把握しているかというと難しいところです。

ヘルパーさんとデイサービスの介護士さんは、私達より頻繁に母と接している訳で、普段の様子や懸念点を色々と聞くことができました。

母本人は、不自由なく家事や料理をして一人暮らしを満喫しているという自認なのですが、ヘルパーさんの話によると現実はだいぶ違うようです。

掃除洗濯は、それほど頻繁にする必要もないですし、ヘルパーさんが手伝ってくれるので良いのですが、とにかく服薬と食事がキチンとできていないとのこと。

現在は週1回訪問看護と週3回のデイサービス(+送り出しのヘルパーさん)で回しているのですが、誰も来ない3日は薬をほぼ飲んでいない。そして、しばらく前に手配した日に1食の宅食と妹が定期的に送っている「さとうのごはん」等の保存食の他には、家に食材がほとんどない。さらに宅食も食べずに冷蔵庫に残っていることもある。のだそうです。

服薬できていないのも問題ですが、とにかく食事をちゃんとしてなさそうなのが心配です。

本人はケロッとしたもので、なんなら皆に痩せたねと言われて喜んでるのも頭が痛い。いやダイエットしてるわけじゃなく、ただただ食事(の準備)が面倒なのか、ろくなものを食べていないってことなんですが…。

この現状を受けて、ケアマネさんから毎日誰かが家に来て見守りをする→ヘルパーさんの訪問を増やして一緒に買い物や食事の準備をしてもらうことを提案してもらいました。

介護度が高くないので点数調整が大変なのですが、デイサービスを1日から半日に変更し、介護保険からはみ出た分を自己負担してなんとかプランを考えて貰うことになりました。

サービス担当者会議、母の現状把握とその対応のためにとても有意義なものでした。

認知症の老母の一人暮らし、たくさんの人の助けを借りて、もう少し続けられそうです。