認知症の老母とお泊まり

昨日の親族での会食の後、隣県の実家から来た母と弟と弟のパートナーは、そのままニューオータニに泊まることになっていました。うちの旦那さんと娘たち、妹家族は会食後帰りましたが、認知症の母のお世話係を兼ねて私もお泊まりしました。

ニューオータニに泊まれる機会なんてめったに無いので、ちょっと嬉しいです。

お部屋はザ・メインのツインタイプ。多分お高い部屋です。

ベッドもお部屋も広々、充実のアメニティ、バスローブ、パジャマ、浴衣完備、コーヒー紅茶ソフトドリンク無料と文句なしです。

ただ、私のお泊りの目的は認知症の母のお世話。それなりに色々ありました。

昨日の日記にも書きましたが、まずは内鍵掛けられて締め出されましたし、目を離すと私の荷物も勝手にチェックされました。荷物チェックは自分のものが分からなくなってたのか、ただの好奇心か、理性での制御はもう無理なのかも。

お風呂に自分で入れてたことには安心しました。夜の12時には、大人しく眠ってくれました。

でも、朝方4時半に水音で目が覚めたら、どうやら母が歯を磨いているようです。なかなか戻らないので見に行ってみると、電気を付けずに暗闇の中で歯を磨き、トイレを使っていて驚きました。電気が付けられなかったのも。

その後、一旦眠ったのですが、6時頃にも起き出し、廊下に続くドアの前でゴソゴソ。今度はトイレの場所が分からなかったようです。

あれこれ起こされて、私はなかなか寝付けなかったです。

朝食は、弟たちと合流して和洋食ビュッフェ。母は機嫌よく、良く眠れたと弟たちに言ってました。朝方に2回起きたのは覚えてないのでしょうね。まあ、いつでも機嫌が良いのは有り難いです。

他にも、カプセルでコーヒーを入れるネスプレッソマシンの変なところに水を入れて溢れさせたり、備え付けのガラスコップを割ったり、いやー、ほんとに目が離せなかったです。

母は、認知症とはいえ主に短期記憶がダメでそれ以外はなんとかなっているのかと思ってましたが、やっぱり判断力や思考力も随分衰えていることが良くわかりました。

ホテルを11時過ぎにチェックアウトし、隣県の実家へ帰る母と弟たちと別れ、私も帰路につきました。

ラグジュアリーホテル滞在、楽しかったですけど、結構疲れました。お昼過ぎに家について、午後はずっと昼寝しちゃいましたよ。

弟たちは、1週間後には米国に帰ります。

そうしたら、また母は一人暮らし。

ヘルパーさんとデイサービス、訪問看護を毎日入れて、何とか一人暮らしをしてもらっていますが、いつまで続けられるかわかりませんね…。